朝3時に部屋のドアが開き、
宿の人が起こしに来てくれました。
予定では3時20分に迎えが来るらしい。
歯磨きをしたり、荷物をまとめたりしているけど、
体調は昨日よりだいぶよい感じ。
お腹の調子は・・・どうなのだろう。
朝はこんな感じでスタートしました。
マイクロバスに乗り込み、僕はとにかくすぐに眠ることにしました。
それしかこのツアーを乗り切り手はないと思ったからです。
途中何度か下痢を誘うお腹の痛みと闘いながら、
3時間半ほどかけてアブ・シンブルに到着しました。
もちろん到着してすぐに向かった場所はトイレです。笑
神殿はたくさんのツアー客で溢れていました。
どのツアーもやはり同じ時間に出ているみたいです。
神殿は噂どおりすごいです、圧倒されます。
実はこのアブ・シンブル、本当はここより60m下に昔はあったらしいです。
じゃあどうやってここに?
もちろん歩いてきちゃいないです。
1960年代、水不足を解消するために作られるダムの下に沈んでしまう危機にさらされ、
ユネスコが世界に呼びかけ、今より60m上に引き上げられることになったらしいです。
引き上げの際には、それぞれを運べる大きさに切りとり、
それをまた組み立て直すというやり方を取ったそうで、
良く見るとつなぎ目がわかるとか。
新王朝時代の有力な王、ラムセス2世によって建てられたこの神殿は、
彼の権力の大きさを示すのに十分なぐらい立派なものです。
残念なのは内部の写真撮影が禁止なことです。
なんたって内部が凄いのだから・・・。
さて、次の行き先地に向かう前にトイレへ。笑
次の目的地はエジプトを支えている、
そしてアブ・シンブルを移動させる原因にもなったダムへ。
しかし所詮ダム?
到着したのはいいが高い入場料ということもあり誰ひとり入ろうとする人はおらず、
すぐにイシス神殿に向かいました。
僕もここで体力を使うわけにはいかん!と、
ダム行きは諦めました。
実は次に向かったイシス神殿もダムの影響で水没してしまう恐れがあったため、
ファラエ島からアギルキア島に移築させられました。
一応、この遺跡もヌビア遺跡群の1つで世界遺産です。
島にあるっていうのがなんだかすごく神秘的に感じました。
ここは内部も写真が撮れるってところがなかなか素敵です。
もちろん帰りはトイレにいきました。笑
こんな感じで、1日ツアーをなんとか乗り切りました。
本当は夕方の電車でルクソールという町に向かいたかったのですが、
体力の限界を感じ、
とりあえず宿にチェックインし直して寝ることに。
きっと万全な状態であったらもっと遺跡を楽しめたんだろうなー。