2009年12月27日に日本を発ち、
2010年12月27日今日、日本に帰国します。
人生初のバックパッカーとしての旅は、
僕にいろいろなことを教えてくれました。
僕にたくさんの世界の真実を見せてくれました。
これまでテレビや写真、雑誌で見聞きしたものではなく、
自分の目で見て、肌で感じた世界は
今まで知っていた世界とはずっとずっと違うものでした。
毎日が冒険であり、勉強であり、
目に入る(触れ合う)全ての人がものが僕の先生でした。
世界は僕が知らないことであふれていて、
僕の心はいつだって興奮していました。
いつだって毎日が新しいものでした。
たくさんの美しい建物や芸術、
圧倒される大自然、
世界中のうまい料理、
興味深い&不思議な文化や伝統、歴史、
悲しい過去や戦争の傷跡、
虐殺や差別、
貧困や格差、
自分の目で見、肌で感じることで
僕と世界との関わりはずっと変わった気がします。
うまく言えないけど、
この世界を生きるということがより現実的になり、
世界に対する自分の責任が前よりもずっと増えた気がします。
自分に何ができるのか、何をすべきなのか今後しっかり考えていこうと思います。
しかし新しいことだけを学んだわけではないです。
この旅で一つ学んだことは、
「知らないことを知ることは知っていることを知ることである」と感じました。
ま、でもそれはある意味本当はよく知らなったということでもあるのかな。
ノーベル化学賞を受賞した米パデュー大特別教授の根岸英一さんが
「日本はすごく居心地がいい社会なんでしょうけれど、若者よ、海外に出よ、と言いたい。
たとえ海外で成功しなくとも、一定期間、日本を外側からみるという体験は、
何にもまして重要なはず」と言っていました。
僕もまさにその通りだと感じます。
小さな島国の日本を飛び出してみるとそこにはいろいろなものが待っています。
当たり前だと思っていることが当たり前じゃない世界ってものすごく面白いです。
世界がパズルだとしたら、
旅はそのピースを一つずつうめていく感じでした。
もちろん居心地がいい日本を選択するのも決していけないとは思ってないです。
生き方は人ぞれぞれです。
人生の素晴らしいところは自分で選択できるということです。
最後の日だというのにまるで実感がわきません。
まだまだ旅はずっと続くようなそんな気さえします。
1年間僕の旅を見守ってくれた多くの方に感謝いたします。
また旅中であった全ての人にもう一度ありがとうと伝えたいです。
この旅で学んだことを忘れずに、
これからの人生の糧にして生きていこうと思います。