今までいろいろな国の首都を訪れて来たけど、
インドほど本当にここが首都なの?と思わせるところはなかったです。
高いビルもそれほどなく、場所によっては道も整備されておらず、
雨になったらドロドロになった道、
あちらこちらに水たまりのある道を歩くことになります。
まさにデリーに着いた昨日は雨だったせいで、
到着早々靴はびしょびしょ&泥まみれになりました。
インドはこれまで訪れたどの国よりも個性的な国だなーというのが第一印象です。
北米にも、南米にも、アフリカにも、中東にも、ヨーロッパにもなかった、
独特の雰囲気と未知の何かを感じます。
これからが楽しみです。
インドといえば、タージマハルが有名ですが、
ここデリーにも世界遺産に登録されているような遺跡がいくつかあります。
その他にも登録はされていないけど、
古い天文学の研究に使われた巨大な建築物も残されています。
でも前回も書いたようにデリーはあまりにも良くない噂が多いので、
どうしても来なきゃいけない都市ではないです。
街を歩いていると親しそうに色々な人が話しかけてきます。
最初は普通の何気ない話から始まるのですが、
大体、お金の話とかツアーの話とかそういう話しに変わっていきます。
よくあったのは「どこから来たの?あ、あてようか・・・。ネパール!」
ってやつです。
最初は「ははは、違うよー」って言っていたのですがあまりにも多いので、
おかしいなーと思って考えた結果、
これは最初の「掴み」なんだなって思いました。
試しに、「ネパールでしょ」って言われたときに、
「うん、そうだよ!」と言うと、
困ったように「ははは、違うでしょ、ん・・・えっと・・日本!」と言ってきました。
確かに似ているけど奴らは日本人とネパール人の区別なんてできるんです。
こういうフレンドリーに話しかけてくるような輩はまず要注意です。
何かに困って僕から話しかけた人に悪い人はいませんでしたが、
相手から何かよくわからず親しそうに話しかけてきたら、
「あ、来た!」と思って適当にあしらうのが正解です。
彼らは必ず「インド(デリー)に来てどれぐらい?」と聞いてくるので、
その場合は嘘でも「3カ月!」と長め言うのがよいらしいです。
そうすると奴らも「インドの事情をわかっているな、こいつ・・・」と諦めてくれます。
決してひるまず、自信満々にインドのことを知りつくしているぞ!
って顔をしましょう。笑
他にはニューデリー駅(他の駅でも)よくあるのは、
「今、外国人専用のチケットオフィスは閉まっているよ。こっちだよ。」って、
まったく駅の外のツアー会社のオフィスに連れて行かれます。
実際これは僕も何度も言われました。
でもこれは1000%嘘です。
もちろん時間外であればオフィスは閉まっていることもあるかもしれませんが、
どんなことを言われても自分の目で確認することが第一です。
僕はすでに数回も同じことを言われましたが、
閉まっていることはなかったです。
あ、あとは観光局のスタッフが観光局のオフィスで
ツアーを組んでくれるっていう詐欺です。
観光局のオフィスでは確かにツアーなどを組んでくれます。
それも大体ベーシックなもので価格も決して高くはありません。
でも、観光局のスタッフはオフィスから出て営業をすることはないんです!!
ここが重要。
オフィスから出て呼び込みをいている輩は偽の観光局スタッフなのです。
奴らは偽のバッチまで作り、
またオフィスにも政府の観光局の看板までどうどうと出しています。
デリーは特にこういう事件が多いらしいです。
特にー日本人はカモらしいです。
お金持ちだし、気が弱いし、英語ができないし。
そんな僕は次の目的地、ジャイサルメールという砂漠の都市に向かいます。
ここではキャメル(ラクダ)サファリができるらしいんです。
約16時間の夜行電車での移動です。
ちょっと夜行電車は不安だけど、楽しみです。