ペナン島は「東洋の真珠(The pearl of The Orient)」とも呼ばれ、
マレーシア随一の観光地として有名です。
2008年にはマラッカ海峡の歴史的都市群として中心都市のジョージタウンが
世界遺産に登録されました。
18世紀後半にイギリスに植民地として譲渡されていた時は、
プリンス・オブ・ウェールズ島と呼ばれており、
ジョージタウンはその当時の面影が色濃く残る町です。
地理的利便性から交易の起点として栄えたペナン島はマレー、中国、
インドの建物、また宗教ではイスラム教、仏教、道教、ヒンドゥー教、
カトリック、英国国教会、シーク教などきわめて多様な宗教施設・寺院
が集中している興味深い場所です。
とはいえマレーシア自体それら3つの主要民族が入り混じって並存する国で、
マレー系約65%、華人系約25%、インド系約7%だそうです。
しいてペナン島の特徴を言えば、この構成比が当てはまっておらず、
華人系が大多数を占めているということのようです。
さて東洋の真珠と呼ばれているペナン島ですが、
実はたいして海はキレイじゃないです。
何をもってキレイというか難しいですが、とりあえず透き通るような海ではないです。
でも人気のビーチはあり、
観光客もそれなりにそこの地域に集まっているようでした。
ビーチの周りには高級ホテルから400円程度で泊まれる安宿まであるので、
それなりに楽しめるんじゃないかな。
とはいえ、僕はジョージタウンあたりをぶらぶらするのが好きでした。
けっこうローカルな雰囲気な場所が多く、
地元の人の生活が感じられるのが特にいいなーと思います。
華人系のお寺を巡ったり、イスラム教のモスクやヒンドゥー教の寺院にお邪魔したり、
そこで地元の人と宗教の話や歴史の話などもでき、
とても有意義な時間でした。
特にインド系ムスリム(イスラム教の人)の男性にお茶とお菓子をご馳走になり、
3時間近く宗教の話をしたのはなかなか興味深かったです。
またペナン島には海上生活者の地域があり、
海の上に柱が建てられ、その上に家が建っていました。
そこにもゲストハウスがあったので、
もう少し早く見つけていたら泊まりたかったかな。
あまり期待していなかったマレーシアだけど、
結構楽しめる気がします。
華人系地区
インド系地区